制作の視点からみたEC業界とは?
EC業界とばっくり表現される事が多いのですが、そもそもEC業界とはなんぞや?という所にフォーカスをあてて、さらに今回は制作の視点からみたEC業界とは、という切り口でお話できればと思います。
鷹PはEC業界に長く携わっているものの、どちらかといえば制作をメインにやってきました。
なのでえらいコンサルタントの人等がいう「EC業界とは」という話とは全く違う話になります。
EC業界の一部として制作を続けてきた人間ならではの視点でおもしろおかしく書いていけたらと思います。
おもしろさはいらんかもしれませんが、そこも鷹Pにとっては重要なアイデンティティだとすら感じているので、おもしろさを散りばめていきたいです。
EC業界とは?
まずEC業界とはどういったものなんでしょうか。
業界とかいうとすごくかっこつけてるように見えますよね。業界ってなんやねんって日々思ってます。
話は逸れましたが、EC業界とはEC(Eコマース)に関連する内容って事ですね。
イーコマースてなんやねんと思ってる方もおられるでしょう。
イーコマースとはエレクトロニックコマースの事で、電子商取引を指します。
電子てなんやねんと思ってる方もおられるでしょう。
電子ってなんでしょうね!!!よくわからんけどきっと電気的な何かです。
なんせECとはばっくり言ってしまうと主にインターネットを介する取引などの事なんです。
難しいですね。既に鷹Pの脳みそは爆発しそうですね!!!
EC業界における制作会社とは?
EC業界において、制作業務というものが存在します。ディレクションから始まり、サイトデザインの作成であったり、htmlのコーディングであったり、それの運用であったり。そしてそれをコンサルティングする人がいたりもします。
その中で今回は制作という部分にフォーカスをあててEC業界とはなんぞやという話をしていくのですが、EC業界より広い括りとしてweb業界なんて表現があります。制作の場面においてはEC業界以外にもコーポレートサイトの制作であったり、ブログサイトの制作であったり色々な制作があります。
では制作会社に任せれば全部ひっくるめてやってもらえるの?
結論としてはまぁだいたい相談には乗ってくれます。ですがやはり得手不得手があったりもするので
だいたいどこかしらに特化してる会社が多かったりします。
うちの会社はコーポレートサイトを主に扱ってるけど、さらにその中でも建築系に特化してるよ!なんてこともあります。
そしてその特化してる所に依頼する方が質の良いものが出来る可能性が高いです。
例えばEC業界でいうと、ボタンの色一つで購入率が変わったりすることもあります。そういった情報をEC業界に特化した制作会社であれば当然のように知っていたりしますが、他の業界に特化してる会社だと知らなかったりもします。
また、そもそもコーポレートサイトしか作ってない会社であれば、ECサイトでは当然必要なページ、例えば特商法のページ等を設置しないといけないという事すら知らない場合もあったりします。
そういったノウハウはある程度特化してる会社の方が多く、事例も豊富です。
ただただページを作るだけならweb制作会社を名乗ってる以上はどこの会社さんもだいたいできると思います。
ですがそういった業界独自のノウハウであったり、基準に関してはある程度特化してる会社に任せないと難しいところです。
なので制作会社においてもEC業界に特化した会社を選ぶ等が重要になってきます。
EC業界で生きていく為のスキルとは?
話は大きくかわって、EC業界で生きていく為に必要なスキルの話などしてみましょう。してみましょう。
EC業界というと人と関わらず生きていける、パソコンと会話できれば生きていける世界や!って思ってる人も多いかと思います。
ところがどっこい!パソコンで仕事をするから余計にとでもいうのでしょうか、人と人とのコミュニケーションが非常に重要になってきます。
極端にいえば異常にスキルが高くてもコミュニケーションができないとどんどん居場所を失う事もあったりします。
あのデザイナーさん、デザインスキル自体はめっちゃ高いのだけど、言った通りに作ってくれないのよね・・・とか
あのコーダーさん、作業は早いけどお願いしても返事もしてくれなくて・・・とか
あのディレクターさん、最初ゆーてたのと全然違うの持ってきたがな!!!みたいな事も多いです。
そういった場合に、もうあの人にお願いするのやめとこうかな・・・ってなってしまうのが人の心です。
コミュニケーションをとらずにパソコンに向かって一日誰とも喋らず仕事をすることも可能ではあります。
でも大きな認識違いがあった場合にその一日が無駄になるなんてこともしばしば。
なのでコミュニケーションはEC業界においても非常に大事なスキルです。
そしてここからが本題。
正直なところコミュニケーションなんてのはEC業界に限らずどこの世界でもある程度必要な内容なのですが、EC業界での制作において必要なスキルというか心構えというかを知ってもらいたい!今、鷹Pの知ってもらいたい欲がすごい!!!!
鷹Pは元々はクラサバ系エンジニアからEC業界に入ってきたのですが、その時に一番驚いた事になります。
「めっちゃがんばって作ったものが、場合によっては何時間で必要のない物になってしまう事がある」ということです。
例えば3時間かけて一生懸命バナーをつくりました。そのバナーはタイムセールキャンペーンの時だけ使用されるものです。ってなった場合に、がんばったけどタイムセールの3時間だけしか使われないなんて事もあるんですね。
はじめはこれがものすごく辛かったです。自分のその時の全力を持って生み出した、子供といっても過言ではない、いや子供は過言ですが、なんせ努力の結晶がたった3時間ほどで消されてしまうのです、それはとても切ない・・・
元々エンジニアだったのもあり、自分の作ったものが何年間も使ってもらえる業界にいたということもあり、このあたりを自分の中で消化するのに非常に時間がかかりました。
次にwebの特性です。これもまた最初はものすごく戸惑ったのですが、元々クラサバ系エンジニアだった鷹Pには、納品物をあとからいじるという概念がありませんでした。もちろん不具合があった場合はそうではないのですが、基本的に納品したあとはおいそれとプログラムをいじる事はありません。
ですがEC業界においてはどうでしょうか。日々日々ブラッシュアップとかしていくのです。
「納品したら終わり」という概念が覆されるのです。もちろん制作だけの依頼の場合は終わる事もあるでしょう。でもEC業界においては運用が非常に大事になってきます。運用のフェーズにおいては例えばメニューを変更したいだとか、バナーを出したり消したり等日々更新が行われているわけです。
EC業界というかwebの特性上、後から修正がしやすいというのもあって、日々の更新が当然のように行われます。
このあたりを把握しておかないとわりとギャップに苦しんでしまうことになるかもしれません。
EC業界に入る為には?
EC業界ってわりと入りやすい業界だと思います。
ただただEC業界って意味でいうと、業務内容によっては専門スキルの必要のない業務もあったりします。
今回テーマにしている制作においてのEC業界という意味では、htmlやデザインスキルが必要になったりするとは思いますが、めちゃめちゃ難しいスキルが必要なケースは稀です。
というのもECサイトはだいたい何かしらのカートシステムを使用しているから、簡単なhtml・cssの知識とちょっとしたバナーを作るデザイン能力があれば採用されるケースもあるかと思います。
制作においてもデザイナー、コーダー、ディレクター、オールラウンダーみたいな感じでどこに特化していくかも考えてみてもいいかと思います。
オールラウンダーな人もわりと重宝されたりします。
まとめ
書いてるとどんどん楽しくなってきてしまい、まとまりのない文章になってしまったなぁと反省しています。ですがそれこそが自分の良さでもあるだろうという謎の自信とともにこの記事を公開する事に後悔はないのです。韻を踏みました。
今日もいい天気です。
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