楽天39ショップについて(今さら編)
こんにちは!
暑い毎日が続きますね!連日出社時に30℃を超えているので、会社についたら氷を失っているアイスコーヒーとともに、ほぼやる気を失っているしんちゃんです。
今回は楽天の39ショップについてお話します。2020年から始まった話なのでそろそろ馴染みのあるものにはなっていますが、当時はすったもんだで世間を騒がせていましたね。この39ショップ、すなわち送料無料ラインの一律化をすこーーーし掘り下げていきたいと思います。
39ショップとは?
いやいや今さら?!って感じですが、39ショップについてお話します。
改めまして楽天の39ショップとは楽天市場に出店している店舗のどこで買っても合計金額が3,980円(税込)以上のお買い物で送料無料になるというものです。2019年に告知があり2020年の3月から開始したのですが、当時はものすごく反響があったのを覚えています。なんか楽天の掲示板もすごかったと思います。また、反発する店舗さんもかなり多くあり、39ショップ導入をきっかけに楽天を退店した店舗も少なくなかった印象です。
ですが、今では80%以上の店舗が39ショップになっています。訪問する店舗にかなりの確率で「39ショップ」との記載を見かけるのではないでしょうか。
消費者メリット
とはいっても、消費者側のメリットはかなり大きく、これまでは店舗毎に送料無料ラインが異なりユーザーは購入店舗毎に送料無料のラインを調べ、計算して購入していました。そこがなくなること自体、ユーザーに対する利便性を大きく向上したと思います。実際に私も楽天のヘビーユーザーですが、39ショップが導入されるまで、送料無料ラインが10,000円以上のご購入というのが多かった気がします。(これは販売ジャンルにもよると思います。)なので、なんだか特した気分になってしまっているのが現状です。
- 大体どこで買っても3,980円以上で送料無料になるのでわかりやすい!
- 以前より送料無料ラインが低くなって買い物しやすい!
- 3,980円以上で送料が無料になるので、買いまわりポイントアップイベントへのハードルも下がった!
消費者側にはメリットだらけの施策になります。
送料無料対象外もあり!
一方で39ショップに加入している店舗であっても、商材や配送条件などによっては送料無料ラインの対象外になるものがあります。
それが、下記のような場合にあたります。
- お酒類
- クール便
- 大型便
- 商品の発送元が、沖縄・離島・一部地域の商品
- 本・CD(著作権)
- 送料無料ライン対応外ショップの商品
これらの購入に関しては注意が必要です!ただ、すべての店舗がそうとは限らず、一部の店舗のみになります。
例えば、発送元が沖縄島の離島の場合ですが、北海道や離島に住んでいる人には追加で送料がかかるケースが多々あると思います。
そうなると発送元自体が沖縄県あった場合などはちょっと辛いものがありますよね。そういったケースの情状酌量の余地という感じでしょうか。
大型便やクール便もしかり、一般的な商品を送るより高
出店者メリット
出店者のメリットとしては、楽天が39ショップをぐいぐい押していることにより、参加店舗が有利になる施策等を打ち出してくれることが一つです。
39ショップに参加している店舗で購入するとポイントアップ!のようなものですね。
これもさることながら最近では、いつもだったら「お買い物マラソン」だったはずのイベントが、「39ショップ買いまわり」というイベントに差し替わりました。
これは今回が初めてなので、名称が差し替わるのか新たなイベントの一種なのか定かではありませんが、なにはともあれ39ショップごりごり押しですね。
また、楽天の検索結果等の商品一覧に「39ショップ」とわかりやすいアイコンもついているので、視覚的にもわかりやすい優位にみせようとしてくれます。
出店者デメリット
では一方でデメリットはどういったところにあるのかというと、やはり一番大きいのはコスト面です。というか、もう考えなくてもいの一番に思いつくのがもはや配送コストですね。
これまで3,980円より金額が多めの送料無料ラインを設定していた店舗さんにとっては、いままで請求していた配送料をかぶる形になるのですから、もちろん利益が下がってしまいます。
ユーザーのみなさんは送料無料じゃないと嫌!ってなっている方が実際に多く、送料が発生するだけで購入を躊躇するケースがほとんどですが、配送料って結構高いんですよね…(´・ω・`)企業努力して配送料はかぶる!お客様にはご迷惑をおかけしない!という企業さんも当時いらっしゃいましたが、実際はかなり利益を圧迫したと思います。
利益を守るために、送料分を考慮した形で上代に上乗せして販売すればいいじゃないか!と言えばそれまでなのですが、単純に値上げをするといっても、これまで出店していた店舗さんには多くのリピーターがついているケースがあります。それらのユーザーを値上げをしたことで失ってしまうかもしれないリスクも発生します。39ショップが導入されたタイミングで、商品価格の一斉見直しや、戦略を見直したという店舗もあると思います。
当時は弊社でも、全商品値上げの対応に追われていましたね。いやはや大変でした、本当に。しみじみ。
前述しましたが、当時は反発店舗もかなりあり、退店していった店舗も少なくなかったのですが、そこはやはり楽天市場のブランド力と集客力に頼ってきた店舗にとってここの売上をなくすのはかなりの痛手なので、楽天の方針に従って39ショップに加入した店舗の方がもちろん多かったです。
しかも当時、39ショップと同時に楽天ロジも出てきており、39ショップになったことで配送料の負担軽減のために楽天に商品を預けませんか?という案内もありましたね。うーん、素晴らしい根回し。
RSLについては、またコラムに上げたいと思います。きっと・・・いつか・・・誰かが・・・ここではないどこかへと・・・。
これから出店予定の場合
ちなみにこれから楽天市場に出店予定の場合は、もはや加入うんぬんではなく39ショップです。否が応でも39ショップです。問答無用で送料が3,980円以上で無料になるので注意が必要です!
はじめの段階で利益計算をしっかりと行って、利益のでる運営をしていきましょう!ちなみに楽天では、はじめのうちは特に毎月の変動費に加えて、販促費も多く使うことになると思います。そのあたりも考慮して、計画性を持っての運営が必要となります!
難しいな~ってなったら、是非弊社にご連絡を(*'ω'*)お待ちしております!
まとめ
以上、39ショップについてお話をしました!
なんで今さら39ショップについてなんだよ!って話ですが、やはり今回のイベントの名称に感化された部分があります。楽天でのお買い物はどこで買っても3,980円以上で送料が無料になるというイメージはまだ定着しきっていない感じなのかもしれないですね。
ユーザーの中にはあまり39ショップを意識していない人もいると思います。それでも楽天は39ショップ限定の施策等を打ってくれていますので、店舗側もバナーを表示させるなど、細かいアピールを忘れずに対応していきたいですね。ユーザーにとってはとっても魅力的な送料無料ラインの一律化です。有効的に活用して、他店舗を出し抜いていきましょう!
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それではまた!!
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