楽天 広告を始めよう
こんにちは。
アプロ総研 らくらく運用プランαチームのカタオです。
楽天の運用に携わって10年ほど、日々赤い画面と向き合っております。
前回は楽天セールについて書きましたが、私もセールの重要性は日々感じるところです。
楽天はセールで売り上げを上げることでSEOが強くなり、通常時のアクセスを増やすことができるからです。
楽天セールを強化する上で楽天 広告を併用することも重要になってきます。
今回は楽天 広告についてですが、広告は多種多様なため今回は全ては深堀りできませんがご了承ください☆
楽天 広告とは
楽天 広告を使用したことがない店舗さんにとっては、楽天 広告がどのようなものかをまず知っておかないと何をどのように運用したらいいか分からないですよね。 以前コラムで説明したRPPの他にも楽天 広告は種類がたくさんあります。
広告は、アクセスを増やすためのものですが、楽天 広告によってはアクセスが思ったように増えないものもあります。
また、広告は必ずしも売り上げを上げるものとは言えません。ここを勘違いしてしまうと、お金だけがかかって、赤字を出して失敗した!と後悔することになります。 もちろん売り上げを上げるために広告をするという考え方が間違っているわけではありません。
使い方が正しければ、楽天 広告は有効なツールとなるということです。
楽天 広告にはたくさん種類があると言いましたが、正直私も何種類あるのか把握していません。
なぜなら自分が担当する店舗さんのジャンルによっても広告の種類は異なるし、季節や楽天の打ち出す施策によっても楽天 広告は変わってくるためです。 大まかな種類としては次のようになります。
〇楽天市場・楽天グループ広告…各種楽天内表示広告
〇RPP広告…検索連動型広告
〇楽天CPA広告…効果保証型広告
〇クーポンアドバンス広告…運用型クーポン広告
〇TDA…ターゲティングディスプレイ広告
〇枠広告…イベントの中で行う日や時間を区切った画像広告
〇おすすめニュース広告…2022年9月で終了
〇楽天アフィリエイト
〇プレミアムパートナー(商品提供)
大きく分けてみたのですが、これを細かく分けると楽天 広告はかなりたくさんの広告が存在するということです。
少しだけ説明をしていきます。
〇楽天市場・楽天グループ広告
楽天トップページやジャンル(カテゴリ)ページ、イベント開催中に広告を掲出できます。
〇RPP広告
クリックされた場合にのみ広告費が発生するクリック課金型広告。
検索窓からの検索結果上部に表示される商品がそのまま広告になっています。商品(10円~)や検索キーワード(40円~)ごとにクリック単価を決められます。
※検索キーワードの単会は2022年10月27日から25円~設定可能になります。
RPP広告について、くわしくは以前のコラムを参照してください。
〇楽天CPA広告
広告をクリックして、広告経由で発生した売上に対して、売上の20%が広告費になる成果報酬型広告。
広告をONにするだけで楽天内やそれ以外で商品が自動で配信されます。
〇クーポンアドバンス広告
クーポン獲得(1クリック40円)で料金が発生するクリック課金型広告。
ユーザーにマッチした商品がそのままクーポンとして楽天内・または検索結果に表示されます。
〇TDA
楽天市場内にて店舗様が希望するユーザーセグメントに対象を絞って表示させるバナー広告。
セグメントにマッチした方に表示させることができます。予算・配信ペース・入札単価を決めることができるので、広告にある程度慣れていないと運用が難しいかもしれません。
〇枠広告
楽天スーパーSALEや楽天お買い物マラソンなど、楽天イベントで実施されるバナー広告。
枠を購入して、入稿するタイプで担当ECCに相談して広告を提案してもらうものです。
〇おすすめニュース広告
終了されたのですが、メルマガ配信の項目の中にありますので、継続している・・?
クリック課金型で1クリック50円。
作成したメルマガが自動で配信されます。メルマガ登録した方や商品を購入した方に、アピールできるメルマガを作成し配信することが可能。メルマガ会員だけが対象となるため、広告の扱いとは少し異なる気がします。
〇楽天アフィリエイト
楽天スーパーアフィリエイトという名称で、アフィリエイトメディアを運営するパートナーが広告を掲載し、広告経由の売上金額・件数等に応じて成果報酬が発生する広告。
申し込みをしなくても商品ディレクトリIDごとに定められた2%~4%の報酬料率が必ずかかるため、知らない方もこちらの料金は支払っています。
〇プレミアムパートナー(商品提供)
楽天アフィリエイトが認定した人気ブロガー・インフルエンサーなどがプレミアムパートナーです。
商品を提供して、ブログ、SNS等で紹介してもらうことをプレミアムパートナー(商品提供)と言います。商品提供とブロガーさんへの成果報酬を支払うだけで、宣伝効果が見込めます。
申請に受からないと提供できないのと申請にも条件があるので、そちらに準じた商品であれば利用価値があります。
それぞれの楽天 広告の説明をしましたが、よく分からなかったら『店舗運用Navi』で検索すると全部詳細があるのでぜひ調べてみてくださいね。
楽天 広告を使いこなす
これだけ楽天 広告があるとどれを使っていいか分からない!という方もいると思います。
実際、どの楽天 広告をおすすめしたらよいか、私の方でも答えが難しいです。
なぜかというと、商品のジャンルによっても広告の種類は異なるし、向き不向きがあると思うからです。
例えば、1個500円の洗顔ソープを売りたいとき、20万円のバナー広告を出すとすると400個以上売れて初めてROAS100%以上になりますが、同じ広告を1点10万円のバッグで利用すると2個売れるだけでROAS100%になります。
この場合、同じ楽天 広告を同じように勧めることはできないということです。
楽天 広告が、1クリック10円から始められるRPP広告から数日で数百万というバナー広告まで幅広くあるのは、それぞれ商材や時期に合った広告を行う幅があるということを頭に置いておいて、どれが今適切なのかを考えていきましょう。
まずはRPP広告やクーポンアドバンスなど、少額でできる楽天 広告を行い、アクセスや転換率の高い商品などを見つけてから少し高額の広告で露出してみる、などの順序を追って利用するのがよいと思います。
合わせて、プレミアムパートナーに申し込める商品がある場合は、ぜひ利用してください。
こちらもブロガーさんによってはマッチしなかったりして、売り上げに繋がらないこともあるかもしれませんが、やってみない限りは結果に結びつくことはありません。
楽天 広告は、このようにいづれにしても実施してみないと分からないのが実際のところです。
広告をする上で一番よく質問されるのが、「この楽天 広告はどのくらい売れますか?」ということです。
気持ちは分かるのですが、実際やってみないと本当に本当に分かりません。
同じ楽天 広告で大成功したことがあっても違うジャンルでは全く売れないという結果のことも多々ありますので。。
また、「この楽天 広告はどのくらい売れますか?」と質問されたら、「どのくらい準備しますか?」と聞くことなります。
楽天 広告から来た初見のユーザーに対して、商品ページで上手く商品の説明ができているか、買いたくなる仕組みがあるか、分かりやすい写真が揃っているかなど、買う理由を準備しておく必要があります。
また、さらに言うと、買ってもらった後にさらにリピートして購入してくれる仕組みも必要です。
それだけの準備をしてからでないとお金をかけて楽天 広告をする意味はないと言えます。
楽天 広告の料金
楽天 広告の使用額についてですが、
楽天 広告を実施するためにどのくらい予算が必要かと聞かれることがあります。
これも店舗によってはかなり異なってくるのは先ほどの洗顔ソープとバッグの例で想像できるかと思います。
今まで見てきた店舗さんですと、あまり積極的に広告を利用されていない店舗だと売上の5%ほどを広告費にしている印象です。
広告を利用すると決めて計画的に利用する店舗だと売上の20%ほどだと思います。
店舗によっては50%ほど広告をかけて、利益は少なくなるが売上を大きくするという店舗もあります。
何を重視するかによっても広告にかける料金は変わってくるということですね。
何度も言っているように、やってみないと店舗や商品に合っている楽天 広告は分からないので、ある程度の広告費を確保して、試すことを繰り返すのが最善かもしれません。
楽天 広告おすすめ
楽天 広告で上記のようにアドバイスしても結局「どの広告がよいの?」と聞かれることもあります。
店舗はお金をかけて広告をするのだから当然いい楽天 広告をしたいに決まってますよね。。
枠広告であれば、大体5万円~30万円くらいのものが一覧で出てくると思うので、大体10万ちょっとくらいのものを選ぶのがよいと思っています。
10万以下であれば、先ほども書いたような準備が完璧であれば効果があるかもしれないです。10万以下の表示が少ないような場所の楽天 広告は、どうしてもアクセスが取りづらいので、効果も出にくくなります。
10万~15万の枠広告はそれなりに表示がされるので、ROASが出やすくなるのです。
広告の後のこと
楽天 広告を行ったら、必ず分析を行います。
レポートを見て、その数字がよかったか、悪かったかを見てください。
また、楽天 広告をするとアクセスが上がるため、広告後もアクセスはある程度上がります。
一度で決め切らないユーザーが一定数いるためです。そのため次の対策として楽天 広告を利用することも大切です。
RPP広告や、CPA広告を行うことで、もう一度商品ページに来てもらいそこで転換につながることも多くあります。
クーポンアドバンスを行うことで、コンバージョンしやすくなることも考えられます。
このように、バナー広告のあとの楽天 広告も大切な施策ですので忘れないようにしてください。
まとめ
今まで運用していて、「商品のことをもっと知ってもらいたい」という気持ちが強ければ強い店舗ほど、楽天 広告を上手く使っている店舗だと感じています。
楽天 広告は幅が広く、まだまだたくさん施策があります。
今回大体の概要を知ることで、まずは楽天 広告を試してみようと思ってみた方は、少額でもよいので楽天 広告を使って、分析してみてください。
弊社のサービス「らくらく運用プランα」でも楽天 広告の運用が可能です。
お困りでしたらご相談ください。
では、またお会いしましょう〜
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