楽天の手数料っていくらかかる??
こんにちは!こんばんは!
今回は楽天の手数料についてまとめていきます。
楽天の請求書、届いたら思ったより多くて結構ドキッとされる方が多いようです。それは恋…!ではなく、結構びっくりしてしまう金額の請求があるのです。
自店舗の月間売上を想定して、プラン選びをするのが大事になりそうです。
まず楽天で払うお金というのが、出店時にかかってくる初期登録費用:6万円。
これは初回に払ってしまえば終了のイニシャルコストですが、月額で支払うものがあり、これが結構大きいです。
3つのプラン
月額費用は3つのプランに分かれており、
スモールスタート用の固定費を抑えて変動手数料率がお高めの「がんばれプラン」。
※ちなみに頑張れプランの固定費は年間で一括払いになります。
ネットショップ経験者にはオススメ!固定費は少しお高めだけど変動手数料率が低めになる「スタンダードプラン」。
※スタンダードプランの固定費は半年に1回のまとめて支払いになります。
固定費はスタンダードプランの2倍!でも商品登録数上限がなく、画像保存容量制限も無制限とされている「メガショッププラン」
ちなみにこの変動費とはどんなものが費用として入っているのでしょうか。それを確認していきます。
システム利用料
システム利用料とは、その名のとおり楽天経由で販売実績のあったものに対して、売上金額の何%かをいただきますよーという販売手数料です。
楽天経由で…ってわかりにくい書き方をしましたが、単純に売上金額に対してプランに応じた料率をかけて出された金額が手数料になります。
厳密にいうと、「プラン」・「売上金額(バスケット単価 ※後ほど!)」・「デバイス」の条件で手数料は変動します。
デバイス、、要するにPC経由での売上かスマホ経由での売上かで手数料の料率が変わるのですが、料率はスマホの方が高いのです。。
もう何年も前からネットショップにおいて、スマホ購入が8割強が当たり前なところ、スマホの方が高いのです。。そして、よーく考えてみたら、楽天は「アプリで買うとポイント+1倍!」を常にやっていますよね…ぐぬぬ。まぁしょうがないところではあるのですがね。
では、システム利用料について例に従ってプラン毎に手数料を下記にまとめます。
例)売上金額:100万円 PC経由売上:20万円 スマホ経由売上:80万円
がんばれプランの場合・・・
PC(20万円×6.5%)+スマホ(50万円×7.0%)+スマホ(30万円×6.5%)=〇〇円
スタンダードプランの場合・・・
平均バスケット単価が5,000円の場合:PC(20万円×4.0%)+スマホ(80万円×4.5%)=〇〇円
メガショッププランの場合・・・
平均バスケット単価が5,000円の場合:PC(20万円×4.0%)+スマホ(80万円×4.5%)=〇〇円
スタンダードプランとメガショッププランは手数料が同じになりましたが、固定費用の安い頑張れプランは他の2プランよりお高く設定されています。
また、がんばれプランの部分で、スマホの料率が、50万円と30万円で分かれていると思います。
これは、販売金額に応じて料率が違うからです。
いやいや、80万円の売上なんだから6.5%なのでは?ではないのです。50万円までの売上はしっかりとその料率で計算されることになるのです。
そして気になったのが、「平均バスケット単価」だと思います。平均バスケット単価は、(月間通常販売額)÷(月間通常販売件数)で出されたものです。要はその月の客単価になります。
がんばれプラン以外は、この平均バスケット単価によって料率が変わります。
平均バスケット単価によって決まった料率と販売額ごとにPCとスマホで異なる料率をかけることで手数料がわかります。
ちなみに今、100万円という月商にしては少なめを例に出しましたが、もし1000万円の月商があればどうなるでしょうか。
システムサービス利用料
システムサービス利用料には、
・楽天ポイント
・モールにおける取引の案税制・利便性向上のためのシステム利用料
・楽天スーパーアフィリエイト
があります。
楽天ポイント
楽天会員に付与されるポイントです。出店者はこのポイント原資を1%分負担する形で手数料を支払うことになります。
楽天のキャンペーン等でのポイント付与は、もちろん楽天負担になります。
モールにおける取引の案税制・利便性向上のためのシステム利用料
楽天市場の利便性を向上させるためのシステム開発等の環境整備に対して支払う手数料です。家賃等における共益費みたいなものでしょうか。
こちらは、月間の売上高の0.1%の請求があります。
楽天スーパーアフィリエイト
パートナーサイトに掲載されたリンクを経由した売上に応じて、成果報酬を支払う必要があります。各パートナーへの成果報酬は、楽天がお支払を代行してくれるので、その際に支払う成果報酬の合計と楽天への手数料が発生します。
1.楽天スーパーアフィリエイト経由の売上×アフィリエイト料率(購入された商品のジャンルに応じて2.0%~4.0%)
2.楽天スーパーアフィリエイト システム利用料=パートナーへの成果報酬合計×適用料率
商品のジャンルに応じて2.0%~4.0%とあるように、楽天にて定められた商品ジャンルによって料率が異なります。
例えば、食品やファッションなら4%ですが、家電やオーディオ機器なら2%になります。ここは自店舗の商品の料率を把握しておいた方がよいでしょう。
R-Messe利用料
これは単純にメッセージ機能(お問合わせ)の利用料になります。
ここは、月額固定費でメガ・スタンダードプランは5000円/月、他は3000円/月、になります。
楽天ペイ
楽天ペイとは楽天の決済処理代行です。2019年あたりから導入されました。
2019年以前の決済方法の種別や手数料については各店舗によって異なっていたのですが、ユーザー目線でのユーザービリティの向上や店舗側の決済処理の負担の軽減の観点から、全店舗楽天ペイの導入が必須となりました。
こちらの楽天ペイの手数料ですが、
これも先ほどのバスケット単価のように「平均決済単価」と「月間決済高」によって料率が変わります。
どちらも高いほど料率は下がる仕組みですが、最小2.5~最大3.5%の間になりますので、そこまで大きく差はありません。
オプションサービス利用料
あとは店舗毎に必要性を感じた際に追加する各種オプションサービスの利用料になります。
R-SNS
LINE公式アカウント、Instagram、Facebook、ROOMなど複数のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を、楽天市場での店舗運営に活用したい店舗様をサポートするサービスです。
こちらは月額固定費3000円です。
R-Mail
メールマガジンの配信数に応じて手数料がかかります。
基本料金(月額): 無料
メール配信料 : 1通あたり1円(税別)
オプションは他にもあるので、利益と相談した上で追加していけばよいと思います。
まとめ
なかなか複雑な楽天の手数料事情をお話しました!
がんばれプランは月額固定費が安く始められて一見いい感じなのですが、その実、軌道にのってきたら手数料に苦しんでしまうことになります。
しかも、がんばれプランは1年の固定費一括払いになるので、プランも1年間変更できません。(スタンダード・メガショップは半年毎支払い)
楽天出店をお考えの方は、まず自社の売上予測をシミュレーションを行ってからプランを組み立てることが大事になります。
楽天には店舗出店アドバイザーがいるので、そこも親身になって相談に乗ってくれることと思います。
弊社では、出店店舗の構築やその後の運用支援、もちろん今回のようなシミュレーションからプランのご相談も行っておりますので、よろしければお気軽にお問合わせフォームからご相談ください!
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