楽天 RPP広告について

RPP広告とは、検索連動型広告のことです。
登録商品が自動的に選ばれて、楽天市場の中または外の媒体に配信されます。
掲載された広告がクリックされると1クリック10円〜課金されるクリック課金型の広告です。

はじめまして、こんにちは。
アプロ総研 らくらく運用プランαチームのカタオです。
楽天の運用に携わって10年ほど経ってしまいました。日々赤い画面と向き合ってますが、年月の経つ速度に辟易してるこの頃です。最近あの映画を前方の列で観た影響か、トム・クルーズが夢に出てきました。

今回は、楽天のRPP広告について、日々の運用での気付きをまじえお伝えしたいと思います。

RPP広告とは…

RPP広告とは、検索連動型広告のことです。

登録商品が自動的に選ばれて、楽天市場の中または外の媒体に配信されます。
掲載された広告がクリックされると1クリック10円〜課金されるクリック課金型の広告です。

Google広告やYahoo!広告の経験がある方には、簡単にはその楽天版と思ってもらうとよいかと思います。

ちなみに弊社代表の李は、毎回セミナーでECは集客・集客・集客・・・と連呼に連呼を重ねていますが、本当に集客は大切です。
まずお店に人が来てくれて商品を知ってくれないと売れないのですから。

楽天RPP広告

RPP広告の運用


まず始め方。
広告のプロモーションメニューから、RPP広告の「キャンペーン」を新規登録します。

・キャンペーン名
・予算(今月使用できる金額:5,000円〜)
・1クリックの入札単価(10円〜1,000円)

この3つを入力して登録するだけ、これだけでRPP広告の配信を始められます!
配信は24時間以内に開始されます。

超簡単!
だれでもかんたんにできるようになっているのが楽天RPP広告のよいところ。
けれど、すぐに全商品の広告があちこちに表示されるとは限りません。
表示したい商品がなかなか表示されなくてイライラしてしまうかもしれませんが、登録しただけの状態では待てど暮らせど表示されないこともあります。

ただ、全商品・1クリック10円や20円という設定は、表示される商品・表示されない商品を見極めるものだと考えたほうがよいかと思います。

RPP広告が出始めたら。
しばし様子を見ます。2週間〜1ヶ月様子を見てから、キーワードを設定するか予算を調整するかを判断します。

RPP広告は徐々に最適化される仕組みになっているので、短期間では判断がしにくいです。
例えば1日のクリック数が思ったより多くても翌日には落ち着いていたり、、ということもあります。
予算の消化が遅い場合は、CPCを少しずつ上げていってクリック数が増えてくるのを確認します。

RPP広告の効果を見る


RPP広告の結果を確認できるパフォーマンスレポートで、どの商品がクリックされているかを確認できます。

レポートの主な内容は、
・CTR (表示された広告のうち、クリックされた割合です。)
・クリック数(広告が実際にクリックされた数)
・売上金額 (広告経由での売上金額です。つまり、広告商品の売上ではなく、広告をクリックして他の商品を購入した場合も含みます)
・売上件数(こちらも広告経由での売上件数なので、全商品が対象となります)
・CVR (購入転換率です。売上件数÷クリック数✕100)
・ROAS (広告の費用対効果の数字です。売上金額÷広告金額 )
・注文獲得単価 CPO (1件の売上を獲得するのにかかった広告費用)

 売上金額・売上件数・CVR・ROAS・注文獲得単価は、12時間の結果と720時間(1ヶ月)の結果を見ることができます。

除外商品の設定をする

レポートでアクセスが取れていない商品・ ROASが悪い商品を確認して、適宜除外商品の設定をします。
売りたい商品なのにRPP広告が表示されていない場合は、商品ページの内容を強化する必要があります。

RPP広告のメリット

楽天RPP広告検索商品画像


RPP広告は予算を入れただけで、楽天のロボットが自動で表示してくれるのでとっても簡単なのが最大のメリットです。

入稿や原稿編集なども不要ですし、画像も商品画像が流用されます。
商品情報の方が変更されれば大体24時間でRPP広告の方も変更されます。

また、月額を設定できるので、予算を上回ることがありません。
月の後半に予算切れしてしまう場合は、予算に対して効果的に消化したのであれば、予算を追加して更に売上アップすることもできます。

楽天の画面の上部にある、「キーワードから探す」という検索窓からの検索結果で商品名前に[PR]と記載された商品が広告となります。
(現時点で、PCの広告は検索結果1ページ目と2ページ目の上部3点、スマートフォンの広告は検索結果上位5番目までです。)

例えば、「ピーナッツバター 無糖」と検索します。
検索結果の件数は316件です。316商品がライバルとなりますが、RPP広告を使用して上位に表示されればクリックされやすくなります。
316商品も敵がいるのか!と思うかもしれませんが、Googleの検索で同様に「ピーナッツバター 無糖」と検索すると約 657,000 件ヒットします。
桁違いの差です。楽天内で限られた商品の中で競うのでより攻めやすいということが分かります。

これから店舗を構えたいと考えている方は、まず検索してみてどのくらいの規模なのかをぜひ確認してみてください。

そして、一度広告がクリックされるとGoogleなどと同様に、リターゲティングも可能なため、楽天以外の媒体でも表示がされるようになります。
こちらは開示されていないのでどこに表示されるかは分かりません。

RPP広告を強化


RPP広告をイベントで強化!

楽天お買い物マラソンや楽天スーパーSALEなど、ビッグイベントが楽天では売上を上げやすいタイミングとなります。
この期間中はRPP広告のCPCを上げて、表示を増やすことで売上に繋がりやすくなります。
ただ、他店も同様にイベント期間中はCPCをアップすることが考えられますので、様子を見てCPCを調整したほうがよいです。

RPPの予算が限られていて、1ヶ月予算がもたない!という店舗さんは、イベント期間だけRPP広告を有効にするというやり方もあります。

楽天お買い物マラソン・スーパーSALE

RPP広告は、検索キーワードと関連性の高い商品が表示されるような仕組みとなっています。

特に、商品名・キャッチコピー・商品説明文に記載のキーワードが参照され広告として掲載するため、キーワードを見直して変更することでRPP広告が表示されるようになる可能性が上がります。

自店舗の商品にマッチしたキーワードを入れることが重要です。
ただ強化したいからといって、同じキーワードを入れても重複分は強化にはならないようなので、類似の厳選したワードを入れるようにしてください。

中でも重要なのが商品名とされているので、まず最初に商品名は頑張って調整しましょう。
つらつらと長い商品名は、最初は違和感があるかもしれません。。が、楽天だもの、と割り切る気持ちが大切です。

余談ですが、
RPP広告のクリック課金対象になるのは「商品画像、商品名、店舗名」です。
ポイントはレビュースコア、お気に入りボタンなどは対象外です。最近知りました。

まとめ

複数の店舗で運用を行ってきましたが、RPP広告の表示やクリック、売上は実はお店によって全く違います。
すぐに上手く回る店舗は、結局もともと売上の良い店舗だったりも。
広告なんだから、売上の小さい店舗が集客を増やすために有効に働いてくれないと意味ないやん!
って思いますが、楽天の広告全般が売上げ見込みのある店舗に有効な気がしてなりません。個人的な見解ですが。。

はじめに言っておくべき重要なことを忘れていたのですが、どうか皆さん広告費は確保してください。
集客するために、広告費は欠かせませんので。

RPP広告の運用については、キーワード設定などもありますのでまた次回に書けたらと思います。

そして、弊社楽天運用サービスの『らくらく運用プランα』でもRPP広告の運用を承っておりますので、
お気軽にお問い合わせくださいませ。

最後までお読みくださりありがとうございました。

おやすみなさい。

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